DJ・PAのEQとコンプレッサー入門|音作りの基本と使いどころ
DJミキサーやPAで使うEQとコンプレッサーの基本を解説。周波数帯の扱い、アイソレーター、スレッショルド/レシオ/アタック、やりすぎの弊害までまとめました。
読了時間: 約4分
1人が閲覧
最終更新: 2026/9/23
使い方ガイド
目次
EQとコンプレッサーは「整える」道具
EQとコンプレッサーは音を大きくするためのものではなく、聞きやすく整えるためのものです。DJミキサーにもPAのミキサーにも備わっており、使い方を知ると音がぐっと扱いやすくなります。
EQの基本
- 周波数帯:低域(〜250Hz)、中域(250Hz〜4kHz)、高域(4kHz〜)に分けて考える
- ハイパス(ローカット):不要な低域を削り、濁りとハウリングを減らす。ボーカルマイクの定番処理
- ピーキング:特定の周波数だけを上下。ハウリングのノッチに使う
- シェルビング:高域/低域をまとめて上下。DJミキサーのHi/Lowに近い
DJミキサーのEQとアイソレーター
- 多くのDJミキサーは3バンドEQ(Hi/Mid/Low)。ターンオーバー付近で自然に混ざる
- アイソレーターは帯域を完全にカットできる。ミックスのつなぎやブレイクに使う
- EQを上げすぎるとゲインが増え、ハウリングや歪みの原因になる
コンプレッサーの基本
| パラメータ | 役割 |
|---|---|
| スレッショルド | 圧縮を始めるレベル |
| レシオ | 圧縮の強さ(2:1〜4:1など) |
| アタック | 圧縮がかかるまでの速さ |
| リリース | 圧縮が戻るまでの時間 |
| メイクアップゲイン | 圧縮で下がった音量を補正 |
使いどころ
- 声:司会やMCを持ち上げ、聞き取りやすくする
- キック/ベース:粒を揃え、低域のムラを抑える
- 全体:音圧を整え、急なピークでスピーカーを守る
- ハウリング対策:EQのノッチと併用する
やりすぎの弊害
- 過度なEQは位相がずれ、音が痩せる
- 過圧縮は音が潰れ、迫力と抜けが失われる
- コンプはゲインを上げる道具ではない。メイクアップ後はクリップに注意
よくある質問
Q. DJでEQを使うコツは?
A. つなぎでは低域だけ先に切り替えると自然です。上げすぎず、ゲインの変化に注意してください。
Q. コンプは必要ですか?
A. 声や全体の安定に有効ですが、DJミックスの音作りでは掛けすぎに注意します。
Q. ハウリングはEQで消せますか?
A. 特定の周波数を下げれば軽減できますが、配置とゲインの見直しが前提です。
関連ガイド
このガイドは役に立ちましたか?
関連するガイド
屋外イベントの音漏れ・騒音対策|距離減衰と低域の回折を踏まえた設計
屋外イベントの音漏れ対策を、距離減衰・指向性・低域の回折から解説。規制の確認、スピーカー配置、仮囲い、SPL管理まで実務をまとめました。
約4分
読む →
PAの必要出力とスピーカー設置|音響エンジニアが現場で考える手順
PAの必要出力の考え方から、スピーカーの高さ・角度、サブウーファー配置、ハウリング対策まで、現場目線で解説します。
約6分
読む →
予約から返却までの流れ|支払い・本人確認・キャンセル規定
予約・本人確認・支払い・配送・利用・返却の全ステップと、キャンセル料の規定をまとめました。
約4分
読む →
【人数別】DJ機材レンタル料金の早見表|30名〜300名の構成と選び方
30名〜300名のイベント別に、DJ機材セットの実料金と構成を一覧化。2ch/4chの使い分け、マイク・電源の準備、見積もりの注意点まで解説します。
約9分
読む →